いのちを紡ぐ〜北タイ・HIV陽性者の12年〜

映画「いのちを紡ぐ」を紹介

前夫からHIVに感染したアンナは、村の病院に併設されたエイズデイケアーセンター「幸せの家」でポムに出会い再婚。早朝は毎朝市場で卵売り、日中はデイケアセンターでスタッフとして働きながら、PWA(HIV 自助グループ)たちと、村のHIV 陽性の孤児たちの面倒をみている。そんなアンナの生きざまを通して、親子、夫婦の情愛を描いた、『昨日 今日 そして明日へ 2』 第一部の家族編『アンナの道(完全版)』。

そして第二部の社会編『いのちを紡ぐ』は、HIV 陽性者とエイズ孤児、村人たち、病院、NGO 関係者などの血縁関係を超えた親密な関係性を12 年間にわたり追いながら、北タイにおいて生み出された新たな人と人との関係性を描く。病にかかったとき、家族や大切な人を失ったとき、人はどのような関係性の中で立ち上がって生きていけるのだろうか。人が生きて行く中で大切なものは何なのか、作品を通して問いかける。